コイケマリンサーベイ合同会社

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海水密度の測定

喫水検査で貨物重量を決定する際、船舶が排除した海水の体積にその密度をかけて排水量を算出します。従って、海水密度がその貨物重量に与える影響は小さくありません。
また、現在、世界で使用されている海水比重計には2種類あり、どちらを使用するかについて国際的に統一されたルールはありません。 この2種類の比重計の違いについては、オーストラリアの連邦運輸局から発行された添付のMARINE NOTICEをご参照ください。
この2種類の比重計の主な違いは大気の浮力補正をしているかしていないかです。

それでは、次の動画で2種類の比重計の実際の測定値の違いを確認してください。

どちらで測った密度も正しい値です。ただし積地と揚地とで違う種類の比重計を使用すると、それだけで積地と揚地との間で各々の測定値に差が生じることの認識は数量管理面でとても大切なことです。
これらの様々な変動要因を理解した上で、海水密度測定を行うことが積地/揚地間の数量差を小さくすることにつながります。